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1歳半でも楽しめる!子供と一緒に25周年の志摩スペイン村へ行ってきた

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子供が1~2歳くらいになると、一緒に東京ディズニーランドユニバーサルスタジオジャパンに行きたいという想いが込み上げてくる人も多いだろう。子供が歩けるようになったり、いろんなものに興味を持ち始めてくると、親としては子供が楽しんでくれそうな場所に連れて行ってあげたいと思ってしまうものだ。
 
私も例外なくその一人であるが、その反面こんな思いもある。
 
「せっかく大型テーマパークに行くのなら、子供が自分から楽しんだり、記憶に残るくらいの年齢になってからの方が良いのではないか・・・」
 
チケット代は高いし、家から遠いし、せっかく行くなら存分に楽しませてあげたいのだ。それにわざわざ刺激の強いテーマパークへ行かなくとも、まだ1歳半の我が子には日常の中の発見や感動を大切にしてあげたいという、いなみ家の育児方針がある。子供がもう少し大きくなってからでも遅くはないだろう。
ところがそのきっかけは意外と早くやってきた。
勤務先の伝手で三重県にある『志摩スペイン村』の格安チケットを入手したのだ。安く行けるのなら、行かない手はない。いなみ家の方針とか言いながら、そのこだわりはお金を前にあっさりと崩れ去ったのであった。
 
というわけで、1歳半の娘と一緒に『志摩スペイン村 パルケエスパーニャ』へ行ってきたので、そのご報告と共に子供が楽しめるポイントをご紹介していこうと思う。
小さな子供でもテーマパークや遊園地で楽しめるのか、悩んでいる方の参考になれば幸いである。

 

志摩スペイン村は1歳半の子供でも十分楽しめる

25周年のスペイン村

結論からいえば「1歳半の子供にはちょっと早かった気もするが、思っていた以上に楽しんでくれた」というのが正直な感想だ。「ちょっと早い」というのは決して楽しめなかったという意味ではなく、年齢的に活動時間の限界があり、大人の感覚からいうと存分に遊びつくせなかったということである。子供の立場からいえば、ある意味では限界まで遊びつくせたと言えるのかもしれないが・・・。
 
いずれにしても子供が楽しんでくれたのなら、親としては大満足の結果であった。
 
そこはスペインをモチーフにしたテーマパークであり、子供からしたら日常から離れた異世界。夢の国といえば東京ディズニーランドなわけだが、スペイン村も子供からしたら十二分に夢の国だったのだ。

キャラクターやキャストが陽気で親しみやすい

スペインということでラテン系のノリなのかパーク内に登場するキャラクターやスペイン人のキャストがとにかく陽気で親しみやすい印象だった。

 

申し訳ないことに登場するキャラクターたちについて全く知識がなかったのだが、そんなの問題ではない。彼らの醸し出すお祭りムードのような雰囲気はとても心地よく楽しい気分にさせてくれる。
子供にも決してぐいぐい絡んでくることはなく、ほどよい距離感で優しく接してくれるので、人見知りをする1歳半の娘でも泣くことなく一緒に写真をとることができた。キャストが差し出した手のひらに子供がタッチしたのは驚きだった。

恐るべしラテンのノリ・・・!

ちなみに同じく人見知りの私も、スペイン人のお兄さんお姉さんとなら問題なくコミュニケーションできた。自分ではそう思っている・・・。
 
普段会うこともないスペイン人と交流することができるのも、子どもにとって貴重な経験と言えるだろう。

ほどよい混み具合で子供を自由にできる

ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンともなると、人の数が多すぎて少し目を離したすきに子供が迷子になりかねないし、小さな子供を自由に歩かせるには少し心配な面もあるだろう。

 

志摩スペイン村ならそんな心配は無用である。人が多すぎず少なすぎず、ちょうどいいのだ。(これがスペイン村にとって良いことなのか悪いことなのかは置いておくことにする。)人が多すぎるとディズニーランドのように迷子になってしまうかもしれないし、逆に少なすぎてもなんだかちょっと寂しさを感じてしまう。
このバランスは結構重要である。スペイン村はほどよく活気のある混み具合なので安心して楽しめるのだ。

そのおかげで、小さな子供も自由に歩かせてあげることができた。これは我が娘にとっても嬉しかったようで、興味のあるものを指差しながら自分の足で園内を歩き回っていた。子供にとってはアトラクションよりも、散歩しながら探検する方が楽しいのかもしれない。そんな我が子を眺める親も同様に楽しいのである。
 

子供と一緒に本格的なスペイン料理を楽しめる

パエリアやガスパチョなど、本格的なスペイン料理を楽しめるのも志摩スペイン村の特徴だ。「本格的」であることは子供には関係のないことだが、お子様メニューではなく大人と一緒に同じ料理を食べられるのは子供にとっても嬉しいことだろう。

 

豪快に盛られたパエリアに目を輝かせ、初めての料理に戸惑いつつも味は気に入ったのか、バクバクとご飯を口に運んでいた。この歳でパエリアを気に入るとは立派なものだ。それを横目に私は肉のグリルを味わっていたのだが、これがまた美味いのでオススメである。ガスパチョというトマトベースの冷静スープも、もともとトマト好きの娘にヒットしたらしく、もっとくれと妻に訴え続けていた。
 
ちなみに我が家が利用したのは『アルハンブラ』というレストラン。
「少し贅沢して本格的なスペイン料理を楽しみたい」という方にオススメである。子供用のイスもあるのでご安心を。
 
【いなみ家が頼んだメニュー】
  • 海の恵みのシーフードパエリャセット
  • イベリコ豚のグリル食べ比べセット
※どちらもガスパチョと前菜がセットとなっている。
ご参考までに。

何度でも楽しめるメリーゴーランド

子供向けのアトラクションも多く、その中でもおすすめなのは『ガウディカルーセル』だ。まさか数あるアトラクションの中でメリーゴーランドをイチ押しする日がくるとは、自分でも驚きである。
 
  1. 好きな馬を選ぶ
  2. アトラクションを楽しむ
  3. カメラを構えて待っている父親に手を振る
この3段階の楽しさが子供には嬉しいようだ。
 
実際、我が娘もかなり楽しかったようで、立て続けに3回も乗るほど気に入っていた。我が家で散々乗り回している『ロディ』の影響もあるのかもしれない。(それを見た祖父が、百均『Seria』で売っているロディのフィギュアを全色コンプリートして孫と楽しんでいる話もいつか記事にしたいと思う。)
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3回も乗るとなると大人は楽しめないように思えるが、決してそんなことはない。世の父親たちよ、カメラの準備はできているか。

メリーゴーランドは思っている以上に回るスピードが速いのに加え、1回あたりの回る回数も限られている(スペイン村の場合は5周くらい)。妻と子供をメリーゴーランドに乗せ、外から写真を撮る場合、シャッターチャンスを調整している間にアトラクションが終わってしまうのだ。写真がさほど上手くない私は、ベストショットを撮るまでにアトラクション3回分も使ってしまった。回を追うごとに何だか楽しくなってきてしまったのは妻には内緒だが、子供をメリーゴーランドに何回ものせることは、思い出作りのためには良い結果となったのである。

小さな子供でも楽しめるアトラクション

その他にも小さな子供が楽しめるアトラクションはたくさんある。
参考までに、身長制限のないアトラクションをリストアップした。
  • ガウディカルーセル
  • カーニバル・ハウス
  • サーカス・ハウス
  • イルミネーションライド くるみわり人形
  • クエントスの森
  • チョッキ―の不思議な館
  • フェリスクルーズ
  • ドンキホーテ冒険の旅
  • アミーゴバルーン
  • フィエスタトレイン
  • 不思議の国のアリス
※詳細は、志摩スペイン村の公式サイトにてご確認を。
 
中でも『フィエスタトレイン』は、汽車に乗って園内を回りながらたくさんの動物(オブジェ)たちに出会うことができるので、子どもは「あっ、○○がいるっ!」と大興奮である。車掌のお兄さんによる園内アトラクションの解説付なので、大人も意外と楽しむことができてオススメ。
 
なお、『アミーゴバルーン』というアトラクションは、身長制限がないというのに想像以上に上下の動きがすごくて酔いやすいので、苦手な方は気をつけてほしい(体験済)。娘は普通に楽しんでいたところを見ると、情けない気持ちになったのは言うまでもない。
 
今回は娘の活動限界の問題で見ることはできなかったが、子供向けのショーもあるのでこちらもチェックしてみてほしい。また機会があればぜひ見てみたい。
 
 

25周年で特別企画も開催中!

志摩スペイン村は今年で25周年。
これを記念して様々な特別企画を開催中だ。
 
ヤバTこと『ヤバイTシャツ屋さん』が新CMでテーマソングをカバーしていることでも話題だが、その他にも、大迫力のプロジェクションマッピングを取り入れた幻想的なナイトパレードや、夏季限定の水遊び場がパワーアップしたりなど、今年しか味わえない魅力が満載である。
 
この機会に、小さな子供でも楽しめる『志摩スペイン村』に家族みんなで出かけてみてはいかがだろうか。